書初め作品展(3)

1月20日(土)に行われた書初めの作品です。
指導‥KY先生
(作品省略)


生徒作品<読書感想文>
ズボンと四人の友達 「トラベリング・パンツ」を読んで HS


 この本は高校三年生に入る前の夏休み、大親友のレーナ、ブリジット、カルメン、ティビーが初めて別々に過ごす夏休みの話が描かれている物語です。
 ブリジットのサッカー・キャンプの友達のダイアナが、寝る前に浜辺で夜の空を見上げていたら、「わたし、眠れそうにないわ。なんかこう‥‥消えてなくなるって感じ。自分がちっぽけなものに見えてくるの。魂が空へふわふわと漂っていって、どこまでもながされていくような。」と言いました。
►ダイアナが言ったことは、私が疲れている時に眠れない時の気持ちと同じです。布団に入ってすぐウトウトとするのに起きてしまう時です。一日の出来事を何度も考え直してしまうからです。
 カルメンが、夏休みに行っていたお父さんの家から逃げ出した理由をティビーに説明していた時に、「じゃあ、いうわ。わたしは、パパと夏休みをすごそうとサウスカロライナにいったの。そうしたら、なんと!パパは新しい家族と暮らしていた。新しい奥さんとふたりのこどもと、立派な邸宅に住んでいたのよ。」と怒りました。
►お父さんが新しい奥さんと結婚することを娘にいわないのは、ちょっとかわいそうだと思います。自分も友達や家族から秘密にされていたことがあったら怒ります。
 ティビーの友達で、白血病患者のベイリーが亡くなったという電話の知らせで、「グラフマンさん、いわなくてもいいです。なんの知らせかわかっているから。」とティビーが言いました。
►私もティビーのように悲しい知らせがあると聞きたくない、信じたくない、などの気持ちでいっぱいです。


 私はこの本を読んで友情はいいことだな、と思いました。ですから、この本をぜひ読んでください。
トラベリング・パンツ原題The Sisterhood of The Traveling Pants
(アン・ブラッシェアーズ Ann Brashares作/大嶌双恵 訳、理論社)上の写真は同名の映画(邦訳)「旅するジーンズと16歳の夏 」から