2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

研究発表の要旨

8月31日(月)と9月1日(火)に行われる継承日本語研究大会で発表する報告は、要旨、次のとおりです。皆様のお越しをお待ちしています。日時‥2日目(9月1日)午前10時45分から(予定) 場所‥ジャパンソサエティー(ニューヨーク) 題名‥「学習表…

NECTJ継承語研究会年次大会プログラム

8月31日から9月1日まで行われる継承語大会で再びプログラムの訂正がありました。この継承語研究会の生みの親でもある、トロント大学名誉教授の中島和子先生(写真)が「日本の継承語教育事情」というタイトルで特別講演をして下さることになりました。…

遊戯王カードで始める日本語(8)

●おわりに 夏休みが終わって9月から授業を再開したが、カードを読まない時間ができるようになった。どうも夏休みに遊戯王を堪能して「教科書の日本語もカードに役立つんじゃないか」と思い始めたようなのである。また、生徒は中学生になって遊戯王を卒業しよ…

遊戯王カードで始める日本語(7)

●6、問題点とその克服 以上が、私の行っている遊戯王カードを使った日本語学習である。ところで、この学習には、次のように問題点も少なくない。 (1)遊戯王カードに興味の無い人には、不適当。 私のクラスの場合は、1人しかない生徒からの要望であったため…

遊戯王カードで始める日本語(6)

●5、学習内容の偏りとナショナルスタンダード このクラスの学習目標は、「身の回りのものを日本語で表現し、日常の日本語でのコミュニケーションができるようになる。」であった。動機付けの継続のため、遊戯王カードを使った学習を始めたところ、学習漢字…

遊戯王カードで始める日本語(5)

●(3)言語の発見 カードの解説を読んで書くまでは、生徒は解説を読んでいるのではなく、カードの色や絵などカード全体の映像を一つの記号としてカードの機能を憶えているのだった。だから瞬時にカードの機能を読み取れるのである。ところが、このような方…