裁判員制度
育英ポートワシントン校
華盛頓港中学新聞 中学部通信34(2)
平成21年(2009)2月28日(土)号
●生徒作品
●裁判員制度について 三年 MK
二〇〇九年から裁判員制度が始まります。裁判員制度とは一般人の中から六人選び刑事裁判に参加させる制度の事です。裁判員は三人の裁判官と一緒に裁判に参加し、証拠を調べ、そして専門家の説明などを受けてから被告人が有罪か無罪かを決め、もし有罪なら量刑まで決めます。しかし、この裁判員制度は公平でリスクがないのでしょうか。
裁判員になったら被告人を裁く事になります。人を裁くのを嫌う人もいるでしょう。しかし裁判員に選ばれたら原則として辞退できません。例外として学生や七十歳以上の人、仕事をしないことで大きな損害が生じる時は辞退が認められます。しかし、大きな損害とはどの程度で認められるのでしょうか。例えば出頭する為に仕事を休んだとします。すると休んだ分お給料がもらえないのではないのでしょうか。このもらえないお給料は大きな損害なのではないのでしょうか。
あと、正式に裁判員になるためには色々調べられます。これは被告人、または被害者とつながりが無いかを調べる為です。公平な裁判員を選ぶのに必要とはいえ、プライバシーの侵害なのではないのでしょうか。また、つながりを見落としていないと言い切れるのでしょうか。例えば被害者の隠れた恋人がいたとします。調査でちゃんと引っかかるのでしょうか。それとも、そのまま裁判員として裁判で憎しみと偏見に振り回された判決を下してしまうのでしょうか。
また、裁判員はすべての証拠を調べる義務があります。しかし、証拠にグロテスクな写真があるかもしれません。なかにはグロテスクな内容が苦手な方がいるかもしれません。しかもこれはドラマなどで見るものと違って、本物の現場の写真です。これでは、精神的ショックを与えかねません。
このように裁判員制度には様々な問題点があります。それにもかかわらず裁判員制度が始まろうとしています。私は裁判はプロに任せるべきだと思います。裁判員制度の目的の一つは事件を身近に感じる為ですが、それなら裁判を傍聴するだけで十分なのではないのでしょうか。少なくとも私はそう思います。皆さんは裁判員制度に賛成ですか。それとも反対ですか。(写真は検察庁「法廷のイメージ」)
●父の郷里のお正月 二年 RN
父は徳島県でお正月を過ごした。
◦出来事‥きねでお餅つきをした。
- よもぎ味(緑の葉)
- あんこ
- 黒砂糖
◦大みそかの日
- 年越しそばを食べた。
- NHK紅白歌合戦を家族で見た。
◦元旦
- 十二時ごろに家族と神社にお参りに行った。
- 朝起きてお雑煮を食べた。
(「父母の郷里のお正月」から)
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