百人一首を書きましょう
育英ポートワシントン校
華盛頓港中学一年新聞☆中学部通信から
平成19年(2007)12月22日(土)号
●冬の集い
今日22日冬の集いでは、中学部としては、作文の発表があります。学年を代表して一人ずつ、名作を披露します。発表者は次のとおりです。小学部からも素晴らしい発表があります。みんなで応援しましょう。
一年 RO君
二年 YHさん
三年 SKさん
●書初め大会
来年の書初めは百人一首です。先週までに国語の時間に自分の好きな歌を選びましたね。書道家の北里玉慈先生 (土筆会主宰)がひとつひとつお手本を書いてくださいました。きょうはそのお手本を配ります。
大会までたっぷりと時間がありますから、お手本を何度も写して、その歌の第一人者になりましょう。
<注意>
1、漢字は行書にしている。従って、行書により楷書と異なった筆順になったり、線の長さが変化する場合がある。
2、ひらがなは漢字の行書に合わせて「とめ」、「はらい」にしているところがある。
3、構成上、漢字をひらがなにしているところがある。
4、歴史的仮名遣いを使用している。
●百人一首かるた大会
新年には伝統の百人一首かるた大会もあります。詳細は次号!
●生徒作品
●私の夏 一年 YM
私は夏、たくさん楽しいことをしました。けれども、一番楽しかったことといえば、実は、二つあります。二つとも同じぶん、楽しかったと思います。
一つ目は私は今年の夏、南ヨーロッパ旅行に、お兄ちゃんとお父さんとお母さんと、二週間、行きました。
最初に、マドリッドに住んでいるおばさんとおじさんの家にとまり、水道橋に行き、とても感動しました。二千年ほど前の文明がこんなにすごい物を作れるなんて思いませんでした。次に、バルセロナでガウデイの建物をたくさん見ました。サクラダファミリアの教会を見て、やはり、こんなすばらしいものは時間をかけてやるのだな、と思いました。次はレンタカーでフィゲラスへ行き、ダリのアトリエへ行きました。変な物が置いてあり、とてもいい海の景色が中の窓から見えました。あと、アトリエだけでなく、ダリの美術館にも行きました。とても面白い建物で、迷子になりました。次は、フランスの田舎のプロバンスへドライブしました。アルルとアヴィオンに行きました。アルルでは、ゴッホの絵の中のカフェゴッホへ行きました。プロバンスのあとは、一日、イタリアのサンレモヘ行きました。思っていたとおり、スパゲッティーが美味しかったです。ラスベガスにちょっと似ていると思いました。やっと、サンレモに着きました。海の色がきれいでびっくりしました。緑っぽい明るい青でした。サンレモでは、朝にやってくる花屋さんがとてもきれいでした。そうして、私は家に帰りました。
その四日後、私の日本での幼馴染が家に二週間泊まりに来ました。それが二つ目の思い出です。三年ぶりに会えました。一緒にフィラデルフィアに行ったり、レミゼラブルのショウを見たりしました。とても楽しくてたまりませんでした。
夏はたくさん楽しい事があったので、勉強は後回しになってしまいました。今日は大変になりそうです。
ゴッホ「夜のカフェテラス」
●アメリカのメディアに思うこと 三年 SK
私が現在住んでいるアメリカには、様々なメディアがある。まず、私にとってテレビは日常生活に欠かせないメディアになりつつある。ニュースは世界中の出来事が一目に分かるようになっているから、私達受け手はただ椅子に座っていればよいと思っていてはメディアの送り手の好きなようになってしまう。彼らは私達に全ての真実を伝えているとは限らないのだ。むしろ、その逆の方が多い。
例えば、同じ事件を報じている二つのテレビ局でも、全く違う視点であれば、全く違う事件に聴こえてしまうのは珍しくはない。そういう風に考えれば、私達の受け止め方によってはメディアのいいようにその情報を解釈してしまう危険性がある。
そうならない為には、その話の二面性を理解しなければならない。たった一つの情報は話の一部分だけを伝えていることが多いから、自分で調べる事も必要である。
私はメディア社会に生きる中、メディアという力強い川には流されず、地面に足をしっかりと付けて立っていたいと思う。