プラス思考で‥
育英ポートワシントン校
華盛頓港中学一年新聞☆中学部通信から
平成２０年(2007)１月２０日(日)号
●生徒作品
●今年の目標 三年 ＳＫ
いよいよ二〇〇八年が始まった。去年出来なかったことがたくさんあるので、今年は少しずつでも達成していきたいと思っている。
まず、今までは何事も悪い方に考えてしまっていたので、今年はプラス思考でいたい。いきなり考え方を変えなくても、常に可能性を考えてみるだけで、理想に近づけるだろう。プラス思考になれば、毎日が楽しくなってくるかもしれない。笑顔がぐんと増すかもしれない。そんな自分を想像しながら、変わっていければ素晴らしいではないか。
そのためにも、毎日規則正しく生活することは大切だ。早寝早起きだけでなく、健康的な食べ物を食べる、パソコンの利用時間を減らす、身体を動かすなど、ストレスが少ないことは効果的だろう。何より、日ごろから気を付けていれば、自分の理想像に一歩ずつ近づけるだろう。
●友達に言われてうれしかった一言
ストリートの上達 二年 ＳＨ
僕はバスケットボールが好きです。毎日、学校で練習しています。学校から帰ろうとした時、だれかが一人でバスケットコートでバスケを練習していました。入れさせてもらうと、すぐ一対一を始めました。その子の名前を聞くと、その子はブランドンと言いました。黒人でコーンローンだったので、見た目からして、バスケはうまいなと思いました。ぼくの予想通り、ブランドンはボールさばきが速く、何回も僕をだましたり、ぬいたりしました。
すると、ブランドンが
「今からストリートだ。」
と叫びました。するとブランドンは、さっきよりはるかにすごいボールさばきをし始め、また、驚かされました。その日をきっかけに、僕は毎日、バスケからストリートバスケの練習を始めました。インターネットで技を見て、それをまねして、だんだんうまくなったきました。毎日、学校のあとでブランドンが練習していることを知り、毎日一緒に練習しました。
ある日、ブランドンが僕に
「これだけ頭に入れといて。ストリートは勝負じゃなくて、楽しむためにあるんだ。」
と言いました。考えてみると、僕はブランドンに勝とうと一生懸命で、楽しむ事を忘れていたのです。その日から僕は何回か、ブランドンに技をかけて成功しましたが、毎日練習していた「催眠術師」という技がありました。その日、思い切ってやってみたら成功しました。そうしたらブランドンが来て、驚いて
「もう。今の最高だよ。最高だよ。ウォー。」と喜んでくれました。その言葉が忘れられず、今でも心の中に残っています。この言葉が、一番言われてうれしかった言葉です。
●電車の優先席について 二年 ＭＫ
日本の電車やバスでは優先席（シルバーシート）という物が見られる。この優先席は、高齢者や障害者、乳幼児づれの人、妊婦などを優先に作られた座席である。この座席には普通に座ってもいいのだが、高齢者や妊婦などの対象者が、バスまたは電車に乗ってきたら、その席をゆずらなければならない。では、この優先席はあったほうがいいのか。
高齢者や妊婦に席をゆずるのはマナーとして常識である。私は優先席など無くてもいいと考えている。それは、優先席があったら、普通の席の人たちは進んでゆずろうと思わなくなってしまいそうだからだ。そうなると、普通の席の人たちは、高齢者や妊婦が乗ってきても無関係と思い始めるかもしれない。例えば優先席が対象者の高齢者や妊婦などで全部うまっていたとしよう。そこに高齢者が乗車しても、普通の席の人たちはいつもの癖で無視してしまうかもしれない。でも優先席をなくすと、普通の席に座っている人でも高齢者や妊婦などに席をゆずる事を心がけて乗るようになり、もっと席をゆずるようになるのではないか。つまり私は、優先席を特定しないようにして、全席を優先席同様にしたらいいのだと考えている。
また、優先席付近ではペースメーカーを使用する人々のために携帯電話の電源を切ることを求め、他の所ではマナーモード、つまりアメリカでいうバイブレートにし、通話を遠慮することが求められている。しかし、中にはマナー違反と分かっていてでも携帯電話を普通の席で使う人もいる。もし全席を優先席にしたら、携帯電話の電源を切らなきゃいけないので、電車やバスで携帯電話を使えなくなる。
こうして、優先席を特定せず、全席を優先席とあつかう事で、世界をもっと優しく、そしてもっと礼儀正しくなる事が、分かって頂けたであろうか。全席を優先席とあつかう事で、電車やバスでの携帯電話の使用が減少し、普通の人達が、高齢者や妊婦、障害者などに席をゆずりやすくする。優先席を特定せずに全席を優先席と考えることによって、もっと礼儀正しい社会が生まれると私は信じている。
●俳句 一年 ＲＮ（2007年夏）
三ヶ月 何もしないで 生きてける
三ヶ月 遊び放題 フリーダム
