マークハッドン
育英ポートワシントン校
華盛頓港中学新聞 中学部通信32(2)
平成22年(2010)2月14日(日)号
●私の読書紹介
●中二 KA マークハッドン 「夜中に犬に起こった奇妙な事件」
心を閉ざした天才児の冒険!
42カ国で翻訳され、全世界で一千万部を越えるベストセラー!
あらすじ(出来事)‥数学や物理では天才なのに、他人とうまく付き合えない自閉症の少年、クリストファー。ある夜、隣の家の飼い犬が殺された。シャーロックホームズが大好きなクリストファーは探偵となって犯人を捜し、その過程を一冊の本にまとめようと心に決める。お父さんは反対するし、人との会話もすごく苦手だし、外を出歩いた経験もほとんど無い。でも彼の決意はゆるがない。たぐいまれは記憶力を使って、クリストファーは調査を進めるが、勇気ある彼がたどり着いたのは、あまりに悲しい真実だった。
自閉症の子供の視点(経験)から著したこの本は、子供にも大人にもとっておきの名作であると言ってもいい一冊です。
冒険を通して成長する少年の心を鮮烈に描き、ウィットブレット賞ほか数々の文学賞を受賞した話題作。
作者‥マーク・ハッドン(1962〜 )イギリス、ノーサンプトン生まれ。作家、脚本家、イラストレーター。2003年に自閉症者と一緒に働いた経験をもとに著した本書「夜中に犬に起こった奇妙な事件」が数々の著名文学賞を受賞し、大評判になる。2006年には最新作「A Spot of Brother」を発表する。
訳者‥小尾芙佐(おびふさ)津田塾大学英文科卒。英米文学翻訳家。訳書にダニエル・キース「アルジャーノンに花束を」、アイザック・アシモフ「われはロボット」、アーシュラ・K・ル・グィン「闇の左手」ほか多数。
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- 上は原書。Mark Haddon,"The Curious Incident of the Dog in the Night".