平和の日
クイズです。今の日本のパスポートは、いつから、持てるようになったのでしょうか。
昭和26年(1951)、日本は太平洋戦争の連合国側が招聘(しょうへい)した国のうち48カ国と、サンフランシスコで平和条約を結びました。この条約は、54年前のきのう昭和27年(1952)4月28日アメリカ東部時間の午前8時30分から発効しました。日本は昭和20年(1945)に降伏しましたが、法的には昭和27年のこの日まで戦争は続いていたのです。
この日、NHKは君が代放送を開始し、戦争の終結と主権の回復を告げました。現在の日本のパスポートも、この日から持てるようになりました。
そのパスポートには、
「日本国民である本旅券の所持人(しょじにん)を通路故障なく旅行させ、かつ、同人(どうにん)に必要な保護扶助(ふじょ)を与えられるよう、関係の諸官に要請する。」と書いてあります。
みなさんは、平日はアメリカの教育を受けて、土曜日には育英で日本の教育を受けています。そんなことができるのも、わたしたちが、平穏にアメリカに住み、だれに遠慮することなく勉強できる平和があるからだと思います。
なお、沖縄県の全部と鹿児島県の奄美(あまみ)諸島、東京都の小笠原(おがさわら)諸島、北海道の択捉島から南の南千島(ちしま)など、多くの地域・人々は、この日も主権が回復しませんでした。
(写真上は、戦後はじめて日の丸の印刷が許された平和条約調印記念切手。下はサンフランシスコ講和会議で、日本支持をうったえるセイロン(現スリランカ)のジャヤワルデネ大統領)
●お知らせ
- 来週、5月6日、育英オリンピックが続きます。
- 学級懇談会は5月13日になります。
<今日の学習と宿題>
(省略)
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