甲子園球場

 今年は平成19年、2007年、「いどし」です。このうち、いちばん古い言いかたが「ね、うし、とら、う、たつ、み、うま、ひつじ、さる、とり、いぬ、い」の十二支です。漢字では「子丑寅卯辰己午未申酉戌亥」と書いて、ナマの動物をあらわす時と区別します。
 同じ「い」でも今年は丁亥(ひのと・い)です。「ひのと」のほうは「きのえ、きのと、ひのえ、ひのと、つちのえ、つちのと、かのえ、かのと、みずのえ、みずのと」の10のサイクルで、十干(じっかん)といい、漢字では「甲乙丙丁戊己庚辛壬癸」と書きます。
 年は、この十干と十二支を組み合わせた干支(えと)でいうのが正式です。あの「甲子園球場」は甲子の年(1924)にできたから「甲子園球場」で、他の年だったら、他の名前になっていたでしょう。歴史で習う壬申の乱(じんしん672)も、戊辰戦争(ぼしん1868)も、辛亥革命(しんがい1911)もその年の干支(えと)です。
 日本は、いつ出来たか分からないまま、今まで国が続いている、世界でもめずらしい国ですが、奈良時代の歴史書、「日本書紀」では、2千6百数十年前の辛酉(かのととり)年が始まる日に出来たことになっています。これは、「辛酉(しんゆう)の年に革命がある」という古代中国の考え方とも合っているそうです。それで、明治6年(1873)に旧暦の元日を西暦になおして祝日にしました。その日が、明日の建国記念の日で、日曜日と重なり、日本では連休なんですが‥。
Sounds of 甲子園球場(絵はjuunishinet)


<今週の学習と宿題>
(省略)

ニュース
 数学のMF先生が2月3日から授業に帰ってこられました。