養老猛「死の壁」など

happy birthday

育英ポートワシントン校
華盛頓港中学一年新聞 題字AY
平成19年(2007)8月26日(日)号


生徒作品
夏の詩 SN

 外を見て 明るくみえる 夜なのに


父の日 RO
 父ほど、いて良い人はいません。もし、父がいなかったら、僕は生きていくことができないと思います。僕達家族は、父が一生懸命働いているから、学校へ行き、食料を買い、そして、欲しい物を買ってもらえるのです。生活の他にも、父は、会社で疲れているはずの週末も、僕と弟と外で遊んでくれるし、行きたい所にも連れて行ってくれます。キャッチボール、サッカー、バスケットボールなどのスポーツの練習を手伝ってくれます。
 そのため、父の日は、感謝を表し、父を大切にして行く良い日だと思います。だから、この世界の人々も、父を大切にし、父がいることを心から感謝する事がすごく大切だと思います。


死の壁 (新潮新書)
読書感想文死の壁 KU
 この本の作者、養老猛司さんは一九三七年、神奈川で生まれ、東京大学医学部を卒業した後、解剖学教室に入りました。作者の死に直面した生活と事故の経験をもとに現代人が生きていくための智恵を書いたのがこの本です。
 ぼくは、この本を読んで特に自分に納得できた事を二つ話します。
 一つ目は、なぜ人を殺してはいけないかです。作者は、殺すのは簡単だが、そうしてしまったら命は二度と作り出せない、後もどりできない、と語っていました。人間は人を殺してはいけないと子供のころから教わっているけれど、僕は、なぜ人を殺してはいけないかは教わってないような気がします。それに僕は人間が死んでいるところを一度も見たことがありません。だから現代人は死についてあまり考えなくなっているのではないかと思います。
 二つ目は死とどう向き合うかです。作者は、自分の死について考えるよりも他人の死をどう受け止めるかが重要だと語っていました。たしかに自分はいずれ死ぬのだから考えていてもしかたがないと思います。しかし他人は必ず死ぬけれども、それを考える事によって二度と作れないものを実感できると思います。
 僕は、人間は死からとても目をそむけていると思います。しかし僕はこの本を読んで死についてたくさんのことを学ぶことができました。
 僕はまだ十二年しか生きていませんが、これからの人生を二度とやりなおせないものとして、日々を大切に過ごし、くいのないものにしていきたいと思いました。
(新潮社)