ほら、あれ見て!

 今日は、秋の特別活動第二弾、「遠足」です。
 第一弾の運動会は、「下級生の世話がどうできるか。」がテーマの一つでしたが、今日は「どうやってみんな仲良くできるか。」です。
 園内では中学生同士、縦割りの班で行動します。中学生だけの班ですから中一が下級生です。動物は、ひたすら「生きるために食う。」といいます。笑いを誘う動作も、おかしく見える表情も、のんきそうに寝ている格好も「本人」の必死に生きている姿です。だから動物は「けなげ」で、人に愛されるのだと思います。動物園は、そんな姿を身近に見せてくれます。「社会科」としては、どこから来た動物か地図の中で探し(地理)、いつこの動物園に来たのか考え(歴史)、今、どうやって暮らしているのかよく見る(公民)、というテーマがあります。
 「仲良く」の反対、「仲悪く」するのはとても簡単です。いろいろな方法がありますが、一番陰湿な方法が「無視」。この頃の日本ではこれで自殺にまで追い込まれた生徒が出ています。
 仲良くするのもそんなに難しいことではありません。でも時間がかかります。仲良くなれるまで待てるかどうかが鍵(かぎ)です。「みんなと仲良く」はさらに時間がかかるでしょう。今日は、「班内のみんなに一度は声をかける」をテーマにしてはどうでしょうか。「○○さん、ほらあれ見て。」ぐらいなら言えそうに思えます。もちろん、声をかけられたら、すぐにその人のほうを向いて、「はい」「どれ?」「どこ?」「なに?」などと、声を返しましょう。もしも名前の分からない上級生がいたら、「名前は何ですか。」とそのまま言えば、すぐ話が始まったりして‥。


班分け
(省略)