お正月
子供のころ覚えた唯一の民謡らしきものにこんな歌がありました。
しょうがつ きたら なに うれし
ゆき みたいな まま たべて
わるき みたいな とと たべて
こたつに はいって ねんねこしょ
「ゆきみたいな まま」は、真っ白なごはんのことです。多くの人は、米ばかりのごはんなど、ふだん、あまり口にできませんでした。まして、きれいに搗(つ)いた白米など、特別な日の食べ物でした。「わるき」は薪(たきぎ)。「わるきみたいなとと」(写真上)は、鱈(たら)の干物(ひもの)です。枯(か)れ木のようにしか見えないのに、水につけると、ひとばんで魚の姿に変身するのです。海のない所では、これでもめったに食べられないごちそうでした。
そして、仕事の無い正月、こたつに入ってねることこそ、何よりのぜいたくでした。ほんの五十年ほど前のことです。
みなさんのお正月はどんなお正月でしょうか。チャンスがあれば、おとうさん・おかあさん(おじいさん・おばあさん)に、聞いて、その時・その場所に自分を置いてみてください。どうして、今のように変わったのかな?
<今週の学習と宿題>
(省略)
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