あけましておめでとうございます

 故郷では、お正月には家中(うちじゅう)の神様に鏡餅(かがみもち)をそなえました。
 世界を始めたという神様と、かもいの上の5つほどの神様はふだんも目にしますが、お正月にはさらにたくさんの神様が現れます。まず、家(うち)の中心に大きめの鏡餅をそなえます。さらに、台所、井戸(水道)‥。それとお正月だけにまつる7つの神様のそれぞれにも小さな鏡餅をそなえて、ろうそくをともします。年末の大掃除ですっかりきれいになった家の、あちこちにともるろうそくの灯と白い餅が、お正月を静かに語りかけてきます。神仏はひとつだけという家もありましたが、それは特別で、たいていの家では、たくさんの神様にたくさんの鏡餅をおそなえしていました。みなさんの家はどうでしょうか。
 「すべての神様」という意味で「八百万(やおよろず)の神」という言いかたがありますが、小さな家でも家族の人数より多い神様をまつっているのですから、日本中の神様の数を合計すると800万どころではないでしょう。しかも、この数字に神社やお寺は入っていないのです。
 このことをアメリカ人の友達が納得できるように説明できたら、あなたはもう立派な国際人です。
(絵はみてみ亭)


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お元気で!RO君
 RO君が帰国のため、2学期末で育英を退園しました。最後の12月22日もみんなといっしょにきちんと授業に取り組み、日直をやってくれました。帰国して、最初にするのは、いつも言っていた「つじもとのそば」を食べることでしょうか。現地校も育英も最後までがんばったんだという自信を持って、これからもいろんなことにチャレンジして、元気に過ごしてほしいと思います。


<今週の学習と宿題>
(省略)