秋の七夕(たなばた)

 7月7日の七夕には短冊に願い事を書いて笹にかざりましたね。日本人は古来、七夕に習い事の上達を願ってきました。詩歌を彦星(ひこぼし)と織姫(おりひめ)におそなえしたり、本を開いて夜気(やき)にさらす「虫ぼし」などの風習もありました。七月の別名「文月(ふみづき)」はそんな風習から生まれたといいます。
 1年は12カ月で、四季で割ると3カ月づつになります。一月から三月までが春、四月から六月までが夏、七月から九月までが秋、十月から十二月までが冬です。これは立春の日に一番近い新月を元日とする旧暦の話です。一年に一回しかない、秋の文月の読書は、他の月の読書より意味があると思われたのです。
 「読書の秋」です。みんなの中学部文庫にも、クラスメートが読んで、「これはいい。」と薦(すす)めている本がたくさん詰まっています。君も読んで、友達と共通の話題で盛り上がって、「みのりの秋」を自分のものにしてはどうでしょうか。

<日本の月の呼び名>

季節  月 呼び名  月 呼び名  月 呼び名
 春  1月 睦月 (むつき)  2月 如月(きさらぎ)  3月 弥生 (やよい)
 夏  4月 卯月 (うづき)  5月 皐月(さつき)  6月 水無月(みなづき)
 秋  7月 文月(ふみづき)  8月 葉月(はづき)  9月 長月 (ながづき)
 冬 10月 神無月(かんなづき) 11月 霜月(しもつき) 12月 師走 (しわす)

生徒作品
聴くことと心の変化 MT

 他人の話をきちんと聴くというのは、簡単そうであって難しいと思う。この文を読んで、人は聞くことをある程度選択していることが分かった。そして聞いてもらっているほうからすると、会話にあいづちを打ってくれて、さらにその言葉を繰り返してもらうだけで気持ちが少し楽になる。自分の中に、「聴いてくれている」という安心感が生まれるのだ。だから、聴くという動作はそれぞれの心の変化であるとも言えるのだ。
(絵はアドアチーブ)


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